南舞岡小学校が統廃合!? 子ども達や地域の声を聞いてから決めてください
教育委員会事務局が主導
戸塚区の南舞岡小学校が「小規模校」になっていることから、隣の港南区の日限山小学校と統廃合する検討が2022年10月から始まっています。
検討を行っているのは、市教育委員会(以後市教委)が設置した「『日限山小学校・南舞岡小学校』通学区域と学校規模適正化等検討部会」で、構成は、舞岡地区や日限山地区の自治会・町内会の会長や日限山中学校を含めた3校の校長やPTAの代表です。会議は非公開で行われ、討議の方向性などは市教委事務局が主導してきました。
第1回目の検討部会から、くり返し「地域にとってかけがえのない小学校を無くさないで」という意見が多数寄せられていました。今年5月29日の第8回検討部会で、市教委事務局より改めて両校を統廃合する提案が行われ、了承されたと7月9日に突然発表(第8号ニュースに記載して配布)。両校では児童に対して既に統廃合が決まったかのようなお知らせも行わました。これまで一度も当事者である子ども達の意見を聞くこともしていません。
学校は地域コミュニティの核
当事者の子ども達や住民の声聞く場を
日本共産党横浜市議団は、子どもの数が減っているからこそ、一人一人の児童生徒に寄りそい向き合う教育を進めるチャンスだと考えています。
学校は地域コミュニティの核です。地域の未来に直結する学校の統廃合は、一部の人達だけで決めるのでなく、当事者の子ども達の声や地域住民の声を聞いて方向性を決めるべきです。部会の決定ありきで事を進めるのではなく、今回の決定について全住民対象に説明を行い、意見を聞く機会を設け、出された意見を尊重することを提案します。
小規模校は「適正」ではない?
市教委は、12~24学級がある小中学校を「適正規模校」とし、11学級以下の学校等の統廃合を進めています。しかし適正規模校の規定には、なんら教育学的根拠はないことが国会の質疑で明らかになっています。あるのは財政的な理由です。
「小規模校」の利点(「横浜市立小・中学校の通学区域制度及び学校規模に関する基本方針」より抜粋)
◆子ども同士よく知り合うことができ、人間関係が密に なる。
◆縦割り集団行動などで、異なる学年の子ども同士の関 係を深められる。
◆様々な学習活動の場で、それぞれが活躍する機会を持 つことができる。など
文部科学省が示す「小規模校を存続させる場合」の規定の例
「学校を当該コミュニティの存続や発展の中核的な施設と位置づけ、地域を挙げてその充実を図ることを希望する場合」と規定しています。
まだ統廃合は決まっていません
検討部会で了承されただけで、今後、市学校規模適正化等検討委員会→市教育委員会→市議会で議論が行われ、統廃合になるのかが決まります。
ぜひ皆さんの声を聞かせてください。
教育委員会などに提出します。
南舞岡小学校のある戸塚区選出の大和田あきお事務所では、今回の統廃合方向の一報を受け、住民の皆さんの声を聞き届ける取組を行いっています。ぜひ皆さんのご意見を寄せてください。よろしくお願いします。
印刷用のデーター(PDF版)はこちらからどうぞ
メール:totsuka.minamimaioka@gmail.com
FAX:045-865-0594
件名は「南舞岡小学校を無くし日限山小学校と統廃合することへの意見・要望」など内容が分かるものをお願いします。
メール・FAXともに行先は大和田あきお事務所です。
「日限山小学校・南舞岡小学校」通学区域と学校規模適正化等検討部会ニュース(バックナンバー)や公式資料などはこちらです。